アルバイト・パート宇部市山陽小野田市NEW
職種
就労継続支援B型事業所スタッフ
勤務地
山口県宇部市西宇部南2-12-41
アルバイト・パート宇部市NEW
-----------------
「土」づくりは「人」づくり
「仕事」づくりは「未来」づくり!
-----------------
「児童期から成人期まで」
トータルでサポートできる福祉施設!
(1)就労継続支援B型事業所スタッフ
(2)保育士・児童指導員・作業療法士
(3)療育サポートスタッフ
(4)調理・清掃・見守りスタッフ
(グループホーム世話人)
同業界・異業種からの転職大歓迎!
Iターン・Uターンなど県外からの就職も応援します
会社名の「アノニモ」とはイタリア語で「名前がない」という意味。
・昨年スタートしたばかりの私たちには実績がない。だからこそ挑戦し続ける価値がある
・障害の有無にかかわらず、地域で共生する社会をつくる
という意味を込めた社名になります。
「自立支援型就労マーレ」
・イタリア語で「海」という意味
・お互いに境界はなく、世界中どこでもつながっている
・大人から子供まで安心して過ごせる環境をつくる
「就労準備型療育シエロ」
・イタリア語で「空」という意味
「外部サービス利用型共同生活援助 ステラホーム」
・イタリア語でステラは「星」を意味します。
一人ひとりの入居者様の生活が光り輝き、ホームが大きな光の雲になるように。
こころを込めて支援を提供します。
「土」づくりは「人」づくり
「仕事」づくりは「未来」づくり
上記の理念を実現するため
「循環型福祉」を目指す就労継続支援A型、
就労移行支援事業所の職員として
利用者の方の就労、訓練のサポートや一般就労に向けた生活面への助言、
ハローワークへの同行等を行なって頂きます。
また、請負業務への同行、送迎もある場合があります。
<現在の利用者様の就労内容>
・自転車部品組み立て
・農業
・食品工場業務
・食器洗浄 など
<就労継続支援A型とは>
一般企業等での就労が困難な人に、雇用して就労する機会を提供するとともに、
能力等の向上のために必要な訓練を行なう事業。A型=雇用型。
Q:働き始めた経緯は何でしたか?
2歳の子供がいて、これまでは病院や特別養護老人ホームで働いてたんです。でも、子供が生まれてから小児の方にも興味が出てきて、タイミング的にもここがオープンすると知ったので折角なら働いてみようかなと。「特養」で働いていた頃は周南市で働いていて、子供が生まれるくらいに宇部市に引っ越しをしてきました。そのときはちょうど山口のリハビリ病院に勤めていたのですが、子供が0歳で手がかかるときに周南から山口まで往復2時間かけて通ってたので奥さんからも色々言われて(笑)。もし残業しないといけなくなったら、帰りが20時くらいになってしまうので、そのあいだ奥さん1人で子供を見るっていうのが少し大変だったんです。実は、奥さんも理学療法士で病院勤務をしていて、専門学校からの付き合いで結婚しました。
Q:この業界を目指したキッカケは?
高校までずっと水泳をやってきて、それまであまり勉強という勉強をしたことがなくて。高校2年生の時にそろそろ進路を考えなきゃいけないって時に、先のことを全然見据えてなくて、学校の進路希望にも自動車整備士とか希望がころころ変わってたんです。それを見かねた看護師の母が、僕が水泳で身体を動かしていたというのもあったから理学療法士っていう職業を教えてくれました。昔から物を作ったりするのが苦手で製造業の仕事は出来ないだろうなとは思ってて。そうすると人間相手の仕事をすることになるのかなって思ってはいたんですよ。母から理学療法士を教えてもらって話でも聞いてみようかなって言ったのが始まりでそこからはトントン拍子というか。
Q:最初に思ったイメージと違ったことはありましたか?
最初の勤務先が特養(特別養護老人ホーム)だったんですけど、理学療法士としてではなくて介護職として働き始めたんですよ。1年ほど経過した頃に上司から「もう新人じゃないから他の人を教えてあげてね」って言われたときに、このままでいいんだろうかって。理学療法士として何か出来ることがあるんじゃないかと。
実はいま、理学療法士が増えすぎちゃってて、年間1万人が試験受けて合格率が80%、毎年8,000人ぐらい理学療法士が誕生してるんです。そこから病院勤務の理学療法士を目指すっていうと狭き門で、求人が出ているところがほとんど無いんです。それでも頑張って病院で働いてたんですけど、理学療法士って今すごい職域が広がってて「放課後等デイサービス」の分野でも理学療法士が働けるようになってきたので、病院じゃなくても理学療法士として働きたいなと。
個人病院で働いていたときは外来と病棟と通所リハと、訪問リハビリもやっていて全般的に関わっていました。病院だと病棟にいても外来でリハビリ患者さんが来ると電話がかかってくるんですよ。「〇〇さんが外来に来られてます」って。そうすると、待ってもらうことが多くなってしまって申し訳なくて。理学療法士はもともと時間で働く職業で20分「1単位」を最小単位として動くんですね。長いと1人当たり3単位=1時間はできるんですけど個人病院だと時間の調整が厳しくて。大きい病院だと事前に予定が決まってて、次の日にこの患者さんを担当して何分やってくださいって。
個人病院は予約しないで外来に来られる方が大半だから、いつ来院されるか分からなくて予定が立てられない、立てても崩れていくんですね。その関わり方が僕は得意ではなかったというか。個人病院を選んだのも大きい病院のように短いスパンでのお付き合いより、長いスパンでのお付き合いを望んだからです。個人病院では患者さんが入院されると長期間とどまることも多いですから。だから職場として「特別養護老人ホーム」や個人病院を選んできました。
Q:仕事の内容と1日の仕事の流れを教えてください。
利用者さんの送迎と、子供が事業所に来たときの支援業務が主な仕事になります。私は主任をさせてもらっていて「日案」という1日の流れの確認、送迎表の確認とか。この事業所のオープンと同時に働き始めたので1年4ケ月ぐらい勤務しています。
9:00 朝礼、ミーティング
10:00 送迎、支援活動
11:30 昼食
~12:30
13:00 支援活動
14:00 放課後等デイサービスの送迎
16:00
17:00 送迎、書類
~18:00
Q:この仕事の「やり甲斐」はどんなところですか?
お子さんにも苦手なこと、難しいことがあって、それを子供と一緒にやって出来たとか、「思ったより楽しいね」って言ってもらえることがすごい嬉しくて。自分たちが関わることによって何かしら変化を起こせたこととか、そういうのを経験すると僕自身も一緒に成長させてもらってる、学ばせてもらってるなっていう実感はありますね。
物を作るのが苦手な子もいれば、集団行動が苦手な子、一人遊びが好きな子が多くて、集団で遊ぶとトラブルが起こることも。はじめてのことが苦手な子が多くって、一緒にやってあげて上手くいくときもあれば、出来ないってなることもあるんですけど、そういう経験をさせるのも療育というか。僕たちも根気強く、長期的な目で見て前より少しでも良くなったなと思ったら「すごいね」って褒めたりしてあげると、子供たちも自信がだんだん付いてきて活発になってきますね。
Q:お子さんにどんな風に関わるようにされてますか?
僕自身もこういう仕事が初めてなので、僕も分からないから一緒にやってみようとか。子供の扱い方だって自分の子供がまだ2歳で分からないことが多いので、僕も教えてもらう、一緒にやっていくっていう感じで関わっています。お子さんの立場でも一緒にやれば逃げ場が1個できるじゃないですか。できなかったら先生やってみてとか、僕もうまくできたときは嬉しいって子供に言いますし、出来ないと先生も苦手なことはあるよって言って。物が完成したときとか「出来たー」みたいな感じで無邪気に喜んでくれるので、こっちも嬉しくなりますね。やっぱり素直な子が多い印象はあります。
Q:1番印象に残っているエピソードを教えてください。
夏休みなどにスイカ割り、ビンゴ大会などするんですけど、スイカって子供の力でなかなか割れるものではないじゃないですか。でも、子どもたちだけでスイカを割ったんですよ。僕らも嬉しいし子供も楽しんでくれるし、そういうときは子供たちも右!左!とか大きな声で指示できるんですよ。そっちじゃない!とか。普段は集団行動が苦手な子供たちでも、そういった場面では不思議と出来たりするので印象に残っています。
外出するときも、うっかりしていると子供たちが障害を持っているというのを忘れてしまうぐらいですね。常盤公園にクリスマスツリーを見に行ってサンタさんが来たときも、騒いじゃダメと職員が注意事項を伝えると不思議と騒がずに問題行動も起こらなくてクリスマスの雰囲気をしっかり楽しめているんです。
3歳の児童発達の子は初めは人や物にあまり関心がなく「発話」も身振り手振りもありませんでした。でも、最近は欲しいものがあるときは職員の手を引っ張って、職員が「これ欲しいの?」って聞くと頷いて意思表示したりして。他の子どもたちがバイバイって言ったときに、その子もバイバイって言えるようになったのが個人的にすごい嬉しくて。僕もこういう仕事したことなかったから、発語がない子ってこのままずっと無いのかなって不安に感じていたんです。その子が言葉を発するようになったので、自分の子じゃないんですけど泣きそうになりましたね。
Q:趣味や好きなこと、ハマっていることがあれば教えてください。
4月末に赤ちゃんが生まれて2歳の子供と二児の父親です。いま子供がアンパンマンに夢中になってて、お休みの日に福岡のアンパンマンミュージアムに行って来たんですけど、めちゃくちゃ喜んでくれましたね。それこそ誕生日のときは、まだアンパンマンしか分からなかったんですけど、だんだんと他のキャラクターの名前が言えるようになってきて。
僕も奥さんもゲームセンターのクレーンゲームにハマっていて、子供も両替機を見つけたら「お金を入れてくれ」って言うので1,000円札を入れてあげると100円玉だけ握りしめてゲームやろうとするんですよね。『カウパトロール』と『アンパンマン』。あと、いまSNSで流行っている赤ちゃんのスクイーズ。クレーンゲームで取ってあげて子供に渡すと一生懸命ご飯あげたりしています。
Q:社長はどんな人ですか?
社長は面白い人で、ちょくちょく笑わせようとして面白い発言をするので僕はけっこう笑ってしまいます。現場で問題行動が起こったときに「どうしたらいいですか?」って相談すると、経験豊富な社長が色々アドバイスしてくださるので勉強になります。要所要所で気にかけてくださるので有難いし嬉しいですね。職員も皆さん前向きな人が多くて職場の雰囲気は抜群にいいです。
Q:この業界で働き始めたキッカケは何でしたか?
私もともと保育士なんです。昔から人と関わるのが好きで、接客というよりは人のお手伝い、人の役に立つような仕事がしたくて。高校の進路で福祉か、保育かで迷ったときに、担任の先生が保育士の方が向いてるんじゃないかとアドバイスしてくださったので保育士になろうと決めました。そう言えば、小学校のアルバムにも保母さんになりたいって書いてたんですよ。
そんなこんなで保育士を10数年続けてきたんですけど、3人目の子供を産んで仕事を辞めたタイミングで主人が会社を立ち上げることになって。もともと障害児保育にも興味を持ってたんです。保育のときにも障害を持ったお子さんがいらっしゃって、その子たちがどうすれば社会の中で上手く生活していくことが出来るんだろうって感じていたので、この事業で主人と一緒に取り組んでいくことになりました。
Q:実際に働いてみてイメージが変わったのはどんなところですか?
障害福祉というのは全てにおいて手をかけてあげなきゃいけないというイメージを持っていました。実際に関わってみると、サポートは当然するんですけど自主的に動けるお子さんが基本です。障害福祉にマイナスイメージを持たれてる方がいらっしゃるかもしれませんが全然そんなことなくて、子供たちが安心して育ち、社会性やコミュニケーション能力を養っていくための場所。職員みんなで協力して一緒に育てていく場所なんです。
障害のある子は人に迷惑をかけるという偏見も一部にありますが、障害のある子を「困った子」として見るのではなく「困っている子」として見てほしいんです。迷惑をかけられてあなたが困ったと思うのではなく、本人が困ってるんだと。困っている人たちが少しでも社会を過ごしやすく生きやすくするために色んな経験を積んでもらう手助けをするのが私たちの仕事。接してみると分かりますが本当に純粋な子たちが多く可愛くて仕方ありません。
「就労準備型療育シエロ」ではチームで仕事にあたるので、1人で負担を背負い込むのではなく、みんなで子供たちを育てようというチーム療育です。大変なことも、上手くいっていないことも職員同士で話し合って解決していくので働きやすい職場だと思います。スタッフが持っている資格もそれぞれ違うので、工作だったら保育士の先生、運動だったら理学療法士の實近先生、心理の方だったら臨床心理士の先生という風に、それぞれの得意分野を活かしながらチームで仕事をするスタイル。相談し合うことを重視しているのは1人でどうにかしようとすると潰れちゃうからです。
Q:仕事の内容を具体的に教えてください。
「日案」は1日の保育活動を計画する保育指導案のこと。 日案では1日の狙いを設定して、内容(活動)・子どもの姿・保育士の援助・活動の流れ・指導方法・注意点を書いていきます。「個別支援計画」(注1)は、障害福祉サービスを提供する事業者が、利用者一人ひとりに合わせた支援を記した書類。「個別支援計画」がなければ障害福祉サービスを提供することができないので、障害福祉サービスでは必要不可欠なもので、その書類をもとに職員が支援を実施していきます。
私の担当業務は、相談員さんが作った「個別支援計画」をもとにその子の計画を作ったり、会議への出席、電話対応、お客様対応、朝礼時に1日の業務の流れの確認、事務作業、送迎・支援のフォロー、モニタリングといってお母様に来てもらって次の個別支援計画を作るときの話し合い等。支援員さんが現場で頑張ってくれているからこそ担当業務に集中できている部分も大きくて感謝しています。
Q:あなたの仕事上の目標は何ですか?
私の目標はコミュニケーション力を上げること。管理者として障害のある子供たち、保護者・ご家族に寄り添ったり、関係機関の方と関わる機会も多いので、共感したり親身になって関われる児童発達支援管理責任者(児発菅)(注2)になるのが目標です。保育士をしていたお陰である程度は保護者の方との関係の作り方は学べたと思いますが、親御さんも色んな意見お持ちの方がいらっしゃるので、このやり方が正しいっていうのが無いんです。だから、お褒めの言葉を頂いたり、保護者の方から感謝の言葉を頂けたときはすごく有難いです。また逆に、厳しい意見を頂戴するのも施設を良くしていくためのアドバイスだと捉えるようにしています。
(注釈1)個別支援計画書:
児童一人ひとりの状態や課題に基づいて作成される、支援の方向性や内容を決めるためのもの。児童の心理面や発達面の課題をきちんと把握し、家族のニーズとも照らし合わせながら目標を立て、目標が達成できるように援助の方針を決めていきます。
(注釈2)児童発達支援管理責任者:
障害児の保育や療育に関する専門職の1つ。児童発達支援施設には必ず1名以上の配置が義務付けられ、利用する児童や家族への支援はもちろん、児童指導員や保育士などの現場職員への指導や助言も行うリーダー的な立場で、ベテラン職員が資格を取得しその役割を担うケースが多い。
Q:この仕事の「やり甲斐」はどんなところですか?
トイレが出来るようになった、意思疎通ができるようになった等いろいろありますが、人にまったく興味がない子が私たちとの関わりの中で反応を示してくれるようになって、甘えてくれたり心を開いてくれるようになって、お母さんが「ここに来るのが楽しくてしょうがないみたい」って言ってくれたこと。だんだんコミュニケーションが取れるようになってきて、友達をよしよしに行ったり、オモチャをあげたり、目を見張る成長ぶりのお子さんがいらっしゃるんですけど大きな変化だと思うんですよね。でも、成長したと思っても、けっこう波がある子が多いので長い目で見てあげることも大切。子供の成長が感じられたときは職員みんなで「すごい、すごい」って言って大喜びしています。職員の喜んだ姿が保護者の方にも伝わるんでしょうね。先生が喜んでくれて嬉しいって思ってくれる方も多くって。
Q:あなたの会社の特徴はどんなところですか?
就労準備型療育シエロは、就労に向けた準備をしていく療育を行なう施設。将来に向けて様々な体験をしてもらう中で、その子の長所・得意分野を一緒に見つけていける施設です。児童期から成人期までトータルでサポートができるのも大きな特徴の1つで、子供の頃に通っていたお子さんが、将来また利用してくれると嬉しいなと思います。利用者さんの中にもそれを望んでいる方が現状すでにいらっしゃって、ここのように児童期から成人期までトータルでサポートできる施設はこの辺りになく、地域の貴重な存在となっています。
自分がいなくなった後のことを心配されている保護者も多く、親心からスキルをたくさん身に付けてほしいと切実に願ってらっしゃる方が多いんです。利用者さんの見学対応の際に、お母さんの意向に応えたい、気持ちに寄り添いたいという気持ちはありますが、何よりその子の現状や様子を見るのが一番大切で、お母さんが望まれてることに関して、今はまだ難しいかなとか、段階が必要かもと思ったりすることもあります。そんな中で保護者の方からここに連れてきて良かったって言ってもらえると、私たちも頑張れるし、もっと良くなるにはどうしたらいいかと一生懸命考えて私たちも一緒に成長することができます。職員の特徴はみんな真面目で一生懸命。職場の雰囲気は仲が良くて活気のある職場です。
障害者福祉施設は奥まった場所にあることが多いのですが、ここは立地的に人通りが多く施設もガラス張りになっているので開放的な雰囲気で、天気のいい日は児童発達支援のスペースには日の光が入って室内でもすごく明るいです。
Q:利用者の方とのコミュニケーションでどんなことを心掛けていますか?
とにかく笑顔、明るくが大前提で、コミュニケーション取るときは、なるべくマイナスな言葉は使わず、肯定的な言葉をかけるように心掛けています。その日の児童の表情や言動をよく観察してコミュニケーション取るようにしていて、今日は疲れているのかな、そっとしておこうかな、元気ないから理由を聞いてみようかなと思いを巡らせることが大切です。
Q:利用者の方が1番喜んでくれるのは、どんなときですか?
1番盛り上がるのはレクリエーションのとき。みんなで意見を出し合って普段やらないようなことを計画します。スイカ割りをしたり、運動会を開催したり、花火に挑戦してみたりとか。喜んでくれたレクリエーションは来年もまた開催していきたいですね。また、先生に認めてもらったり、褒めてもらったり、出来なかったことが出来るようになったりすると子供たちは喜びます。
送迎のときに自分の家が近づいてくると、重度の障害のお子さんでも覚えていて車の中でもニコニコになって。お母さんに上手に伝えられなくて、その子なりの表現なんですけど、その姿を見てやっぱり嬉しんだなと。お母さんに飛びつく子もいて、お母さんも「仕事の疲れが一気に吹っ飛ぶ」って言われます。ご自宅に子供を送り届けたときの喜ぶ姿を見て、無事に送り届けられて良かったなとしみじみ感じますね。
Q:社長はどんな人ですか?
アクティブでフットワークが軽くてアウトドアな活動が好きで、社交的だけど不器用なタイプ。子供のことが大好きで何故か人が寄ってくるんですよ。そういうオーラを出してるのかよく子供から好かれるんですよね。優しいし、人のことを悪く言わない。子供がどうすれば成長できるかを重視していて、同じ職場で働くようになって分かったのは、こんなに大変な仕事を今までしてくれてたんだなということ。経営者ということで変化への対応とか、決断しなきゃいけないことも多くて、家で見せる姿とは違うなと。
Q:職員の實近さん(若手スタッフ)はどんな人ですか?
今はもうアノニモにとって無くてはならない人で子供から1番人気のスタッフです。児童発達支援事業には男性職員が少ないので、子供たちにとって貴重なお兄さん的な存在であったりするんですね。實近さん自身にも家庭があるのでパパの雰囲気もあるし、若いのでお兄さん的な部分もあって子供から必要とされる職員です。雰囲気も優しい癒しキャラ。職場の雰囲気も、注目するところも、子供との遊び方も男女で違ってくるので男性スタッフが居てくれるのは有難いですね。
Q:趣味や好きなこと、ハマっていることがあれば教えてください。
お菓子作りが好きなんです。今は時間がなくて出来てないんですけど、昔は子供の誕生日ケーキを手作りしていました。スポンジケーキを焼いたり、クッキー作ったり、クレープ作ったりとか。小さい時から料理が好きで、母によると2歳から包丁握ってたらしいです。小さい頃からお菓子の本を読んだりしてパティシエになりたかった時期もあるんですけど、調理科のある厚狭高校は母に遠いからって反対されて諦めました。いまでもカフェ、ケーキ屋さん、パン屋さんが好きで時間があれば行きたいぐらい。宇部市だったら大体のお店は行ってると思います。主人も甘いものが好きなので一緒に行くこともしばしば。雑貨屋さんも好きで巡ったりもしますね。
Q:新しく入ってくる方へのメッセージをお願いします。
職員同士の中が良く、みんな優しい方ばかりで助け合ったり、励まし合いながらお互いが成長していける職場だと思います。この仕事で大切なのは明るく前向きであること。人と関わることが嫌いでなければ、やっているうちにスキルは後から付いてくるというか。経験がない、スキルがないからと気にしなくて良いと思いますよ。
Q:この業界を目指したキッカケは何ですか?
子どもの頃から人と関わることが好きで、福祉関係のような人と関わるような仕事に将来就きたいなと思ってて。ずっと野球をしてきたのでチームプレーを発揮できるような仕事がしたいと思って福祉系の高校に進みました。大学は宇部フロンティア大学の「児童発達支援学科」で福祉を学びました。その学科がちょうど設置されたタイミングで、介護にするか他の分野にするか迷ってましたが児童分野に進学するキッカケになりました。進学後は大学で保育士資格、幼稚園教員資格、養護教諭の資格(保健室の先生)を取得して、就職は保育士か幼稚園教諭になりたいと思っていました。男性には狭き門だったのですが、宇部市内の私立幼稚園からたまたま男性募集の話があって合格することが出来たので、卒業後は私立の幼稚園の先生になりました。
Q:就職後のキャリアの変遷は?
就職後は幼稚園に8年間。幼稚園教諭として私立の幼稚園に勤務していた際に、障害を持った児童さんと関わる中で保護者の方から「これから先がいろいろ不安なんです」「小学校に行くのが不安です」という話をよく聞いていたんです。障害のあるお子さんの家庭は、将来に大きな不安を抱えていらっしゃるんだというのを知って。それが障害者福祉分野に興味を持つキッカケになりました。アノニモで提供しているのが障害児療育のための施設である「児童発達支援」「放課後等デイサービス」です。幼稚園教諭8年目の時に、他所からやってみないかと声をかけて頂いて、幼稚園では体操指導をしていたので「運動」と「障害児」に興味があり転職をしました。
それから5年間ほど障害のある児童に関わる仕事をして、最後は代表取締役までやらせてもらいました。その際に保護者の方から「大人になったときにどうしたらいいですか」と悩みを相談される機会が多くて。そのときは成人後の障害者福祉サービスの知識があまり無く、今度は成人期の障害者の生活や仕事に関するサービスをやってみたいなという気持ちが出てきました。
Q:会社を立ち上げる経緯を教えてください。
務めていた代表取締役も体調不良で一旦辞め、私自身の体調が悪くて仕事ができない時期が1ヶ月弱ぐらいあったんです。生活が出来なくなるってすごく不安なんだな、仕事がない、所属する場所がないと気持ちが焦ってくるんです。だからといって体調が悪いから働けないしと私自身も不安を実感していました。たまたま別会社の代表の方とお話をする機会に事情を話したら「一緒にやってみないか。」とお話を頂いたので会社を立ち上げて、今度は「児童」だけでなく「児童期から成人期まで」全てサポートできる会社を作ろうと。
保護者の方にとっても、ウチに入ったら児童期から大人になるまで面倒を見てくれるんだって安心してもらえる会社が作れたらなと思って。自分自身も仕事がなかった時や生活ができずに苦しんだ経験があったので、仕事を通じた支援をしていきたいという思いで児童の「就労準備型療育 シエロ」という就労に向けてのキッカケ作りとなるサービスを提供する施設を作りました。その子の長所や得意分野を見つけていって、何かしら将来に役立つ事業所が出来たらいいなと願いを込めて名前をつけました。「シエロ」はイタリア語で「空」という意味です。会社名の「アノニモ」は「名前がない」、「無名」「匿名」という意味で、障害の有る無し、障害名など名前にこだわらずに、皆さんが地域で安心して暮らしていけるように、そんなお手伝いができる会社にしたいという想いからです。
Q:利用者の方が1番喜んでくれるのは、どんなときですか?
「自律支援型就労 マーレ」と名前を付けていますが、自律の「律」が律するの方の字を使っていて、その理由が「自分で選んで」、「自分で実践して行動する」から「自律支援型就労」です。ここへ来てチャレンジして良かったなと思ってもらいたい。たとえば、以前は週に1回しか行けなかったけど、週3回行けるようになったって喜んでくれる利用者さんもいます。それぞれゴールは違いますが、一般就職ができて税金を納めるようになるとすごく自信になるし、チャレンジして良かったな、生きてて良かったなと思えるようになります。だから、私たちはなるべく次のステップにどんどん繋げていって、最後にそういう風に思ってもらえたら嬉しいと思いますね。「児童」の方だとお子さんの成長が垣間見えたとき、何か出来るようになった時に本人も親御さんも喜んでいただけますね。成長をお互い実感できて共感できたときですね。
Q:利用者の方との印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
昨年の11月に「児童」と「就労」と一緒にデイキャンプを計画して、あいにく雨だったのでテントが立てられませんでしたが、中でカレーを作ろうと。その際に「就労」で日頃は作業もあまり頑張るタイプじゃない方が、子供たちと一緒に料理をする際に切り方を一生懸命教えてくれて。そのとき思ったのは、どんな人でも得意分野を見つけてあげたら輝ける場所があるんだなと。これからも大事にしていかないといけないなと。小学校でのボランティアだったり、そういう機会・教える機会を設けるのは大事だなと再認識しました。
Q:福祉業界について、よく誤解されていることは何ですか?
よく言われるのは「4K」なのですが、そのうち「給料が安い」については誤解があります。
無資格のまま1、2年頑張ってもすぐに給料は上がりません。アノニモではキャリアアップの仕組みがあって、5年以上の実務経験があれば次はこんな資格が取れますよ、管理者の資格が取れますよと支援する仕組みがあります。保育士資格の試験費用や教材費を出す制度で、介護福祉士やケアマネージャーの資格を取るための受験料を会社が支払います。
国家資格が取れれば給料は一気に上がります。たとえば無資格の人が「就労支援施設」の方に入社すると18万円スタートですが、「児童」の方にも興味があるから保育士の資格を取ると、一気に18万円から25万円に給料がアップします。介護福祉士なら2、3万円ほど給料がアップするでしょうし、実務経験積んで5年ほど頑張れば次の道がどんどん開けてきます。長い目で見たときに管理者や統括マネージャーになることを考えると一般企業で働くより給料のアップ率は高いと思いますね。国家資格の合格率は2、3割くらいで働きながらでも2~3年頑張れば資格は取れると思います。2、3年で辞めさえしなければ自分で選べる選択肢がどんどん増えていくのが福祉業界の大きな特徴です。
Q:新人さんへの指導はどのように行なわれていますか?
現場で先輩職員から具体的に教えてもらうOJTでの指導が中心です。加えて月1回の定期面談で管理者が新人の方をサポートする体制を取っています。定期面談の際に、資格取得の話や今後どうしていくのか、今のままがいいのか、もっと上を目指していきたいのか、どこかの事業所で責任者としてやってみたいのか等々のすり合わせをして、具体的な次の行動へのサポートを実施しています。
座学では「動画研修」を用意していて視聴した感想などのレポートを提出して頂きます。福祉の基本的な知識、障害者の方との関わり方、虐待についての話など基礎的な部分は動画を見て学んでいただきます。10分弱の動画を月に7つくらい視聴してもらいます。短い動画なので、まとめて観なきゃいけないというプレッシャーがありません。外部の研修では「県社協」という山口県の社会福祉協議会が主催している新人向けの研修があります。
Q:職員さんとのコミュニケーションで心掛けていることはありますか?
1番意識しているのは「明るい挨拶」をすること。笑顔で挨拶するのを意識していて、眼を見てその日の状態を見てあげるようにしています。顔色見たら何となく分かるので、体調が悪そうなら声をかけてあげて。面談以外でも5分くらいの立ち話でいいので1対1でのコミュニケーション、話す機会を意識して設けるようにしています。
Q:趣味や好きなこと、ハマっていることがあれば教えてください。
今はウォーキングにハマっていて、1年前はキャンプにハマっていました。テントも買ったり、いろいろ揃えたんですけど事業をスタートしてからは行けてなくて。2年前は釣りにハマって夜に1人で長門方面まで車を2時間走らせて海釣りに行ったりしていました。3年前はマラソンにハマって海峡マラソン3年連続で参加しました。総じてアウトドア系にハマることが多いですね。休日は子供たちと公園に行ったりすることが多いですね。山口市の維新公園の横にアスレチックがあるので子供と遊んだり。
Q:新しく入ってくる方へのメッセージをお願いします。
アノニモ自体が「名前がない」「無名」っていうところから始まっています。新しい方でも未経験の方でも、出来ることがたくさんあるのがうちの会社です。あなたが挑戦できる場所がたくさんあると思っていますので、私達と一緒に成長しながら挑戦・貢献し続ける仕事を一緒にしてみませんか?
<令和4年5月1日オープン>
令和4年3月1日に会社設立、5月1日にオープンしましたが、スタート2ヶ月目に私と妻がコロナになり1週間くらい自宅待機で会社を閉めなきゃいけないし、私たちも会社に来れないという事態を招いてしまい、売上がガッツリ下がってしまいました。コロナを気にして休む利用者さんも非常に増え、職員さんともコミュニケーションが難しくなったりして退職者も何名か出てしまいました。その頃はカツカツの状態で会社を運営していました。
<原点回帰が浮上のキッカケ>
オープンしたての頃はいろんな所に顔を出して「誰かいませんか」と聞いて回ったり、「就労継続支援」の方でも仕事を作らないといけないから「いい仕事ないですか?」と声をかけていたのですが、なかなか売上が上がらなくて。11月頃から良い兆しが見えてきて利用者さんも7、8割ぐらいの稼働率になり売上も上がってきました。職員さんも退職者が出なくなり職場も良い雰囲気になりました。
特別なことはしていませんが、原点回帰で「児童」や就労継続支援の利用者さんにどう楽しんで喜んで頂くかに徹底的にフォーカスしていった結果、新しい利用者さんも来てくれ、職員さんも離職がなくなりました。外に目を向けていたのを、中に内に向けたことで効果が出て、その後は売上も右肩上がり。この夏にはグループホームをオープンすることが出来ました(後述)。利用者さん、職員さん、関係者の方々と現在どんな活動をしているか、次はどんなことをするのかなど対話をひたすら繰り返したことで自然と売上が上がりました。
<グループホームをオープン>
夏にオープンしたグループホームは「外部サービス利用型共同生活援助ステラホーム」という名前で、イタリア語で「星」「惑星」という意味。生活の中で何か希望が見えてくるような関わり方がしたい、星・惑星の「雲」みたいに優しく包み込むような、そんな家のような存在になったらいいなと思って名付けました。
最大15名(3名1室)が暮らすことができるアパートタイプのグループホーム。これまではここ「自律支援型就労 マーレ」に来て、様々な体験をしたり、仕事をする場所でしたが、今度は利用者の方の「生活」にも目を向けて、住む場所もウチが提供しますよと。親御さんからも自分たちが亡くなった後が心配だという声がよく上がってきていて、その不安を吹き飛ばせるような、希望が見えるようなサービスを提供したいなと思いました。まだスタートしたばかりですが、将来的には子どもの頃から良く知っている子が「就労」や「グループホーム」を利用してくれると嬉しいですね。それが1つの目標です。
<将来ビジョン>
今後実現していきたいのは「自立生活援助」といって、1人暮らしだけど私たちが自宅まで時々サポートしに行くタイプのサービス。国としても「地域移行」に力を入れているので、利用者さんの一人暮らしに向けて1つのステップとなるサービスを作っていきたいなと。いまは「就労移行支援」という一般企業への「就職」を目指すサービスを提供していて、次のステップはサービスを利用しなくても1人暮らしできる、自立していくことを目指すステップです。決してほったらかしにせず、困ったらまた帰っておいでよという利用者さんとの「繋がり」は維持したまま、自分で生活をしていく支援を行ないます。いまのところ県内には、ウチのような「児童期から成人期まで」ぜんぶ見るタイプの施設はほとんどありません。
<これからの福祉業界>
5年前と比べると宇部市内にも児童分野で2、3倍の数の事業所が出来ていますが、グループホームはまだまだ足りてない状況で、入居を希望するニーズにぜんぜん追い付いていないくて供給不足です。「児童発達支援」「放課後等デイサービス」の数も右肩上がりが続いていて、障害のある児童の数もどんどん増えていて20年前の7倍なんだとか。
これからの福祉業界は、支援サービスの結果を「見える化」していくことが求められるようになっていくと思います。業界が生まれて10年、20年が経過して事業所の数がすごく増えていっています。選ばれる時代になって人気も必要ですが、国から見たときに結果がきちんと出ているのかが大事で、売上だけでなく利用者さんを成長・ステップアップさせようと事業所がきちんと活動しているかを見せてくれと国も利用者さんも求めてくる時代なのかなと。
Q:利用するようになったキッカケはもともと何でしたか?
チラシで見つけました。5/1にオープンする就労継続支援A型事業所ということで新しそうでいいなと思いました。でも、これまで求人に応募しても車イスだから段差があって無理とか、スペースが無いからという理由で断られ続けていたんです。でも、この事業所は「大丈夫ですよ」と快く受け入れてくださったので感謝しています。
Q:職員さんの印象はいかがですか?
社長さんは本当に人が良くて、奥様もああいう感じだから、ここがアットホームな雰囲気なんだと思うんですよ。とくに「児童」の職員さんには私は感動していて、私たちと接点がなくても廊下ですれ違ったらニコっと笑って「おはようございます」って言ってくれたり素晴らしいんですよ。山本さんって方は「高橋さん体調はどう?」とか声かけてくれて。いい人だらけだから働きやすい職場だと思いますよ。
Q:ここでの目標は何になりますか?
目標がどうか分からないけど、ここに入ったときから真面目に出勤することを第1に考えています。出勤したら与えられた仕事はきちんとして帰る。事業所が休みにならない限り出勤し続けようと思っています。
Q:印象に残っているエピソードを教えてください。
「自律支援型就労マーレ」では、いま「金具」に力を入れていますが、施設が出来たばかりの頃は委託仕事があんまりなくてアクセサリー作りが多かったんです。マルシェにも2度ほど出店したんですけど商品も売れたし楽しかったですよ。インターネットでアクセサリーを調べて、ド素人の私たちでも作れるものを選んで職員さんのOKが出たら実際に作るんです。それが売れたらやっぱり嬉しいじゃないですか。事業所の利益にもなるし。だから売れそうなもの、可愛らしいものを選んで。作るときのアイディアも考えないといけなかったけど楽しかったですね。今は「金具」に力を入れているので作る暇はなくなりましたけど。私は今の「金具」の方が作るのに集中できるし好きですね。
代表者 :瀬川規夫
設 立 :2022年3月1日
所在地 :〒759-0208 山口県宇部市西宇部南2-12-41
・児童発達支援
・放課後等デイサービス
・就労継続支援A型
・就労移行支援
山口県宇部市西宇部南2-12-41
調理・清掃・見守りスタッフ(世話人)
…利用者様の10名程度の食事盛り付け(湯せん)
清掃、話し相手
普通運転免許必須(AT限定免許可)
時給979円~1,000円
6:30~11:00/11:00~15:00/15:00~19:30
※上記の中からお選びください。
シフト制(週2日から勤務可能)
夏季・冬期休暇各3日間
※パートの方は週2日より勤務可
山口県宇部市西宇部南2-12-41
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
賞与年2回(前年度実績)
毎月希望休暇3日間まで申請可能
研修制度あり
まずは「マイカラー」を見たとご連絡ください。
WEBエントリーフォームまたは電話にて受付いたします。
※エントリーフォームご記入の場合は、
数日後に折り返しこちらより連絡いします。
ご記入ミスのないようにお願いします。
9:00~18:00
採用係
直接お電話の場合、「マイカラーを見ました」とお伝えください。