株式会社クリス・コーポレーション　資材整備員

■次世代足場「ファステック」（支柱式システム足場）
当社が採用した次世代足場｢ファステック｣は、先行手摺が純正装備された安心設計の足場で、鋼管足場パイプと同径の48.6Фの支柱に、ポケットが取り付けてあるタイプのくさび緊結ロック機能付き足場で、支柱式システム足場と呼ばれています。
ファステックは、これまでの枠組足場では実現できなかった最大施工高さ５３ｍ、２９段の施工が容易にできます。一般社団法人仮設工業会のシステム認証を取得していることで、構造計算も不要であり安定性と強度を保つことが出来ます。更に専用のシステム幅木を組み合わせる事で【より安全な】快適空間を提供できる足場となりました。
また、当社で開発した「首振り布材」「首振り先行ブレス」「伸縮式首振り布材」は、円形の足場を綺麗に施工するための、独自の部材として開発しました。従来の単管足場よりも凹凸が少なくてシートが施工しやすくなった他、足場の隙間が激減しました。更に改良を重ねてより安全な足場環境を実現します。
【主な特徴】
・支柱式なので部材の収まりがよく、収納や運搬時に場所をとりません。
・強度は強いけど重量は軽い設計になっています。
・支保工として使用できるので、荷取り構台や仮橋としても容易に仮設できます。
・橋梁架設工事では、ベント材としてファステックを活用しています。
アイデア次第で多用途に活用できる「次世代足場」の最上位足場といえます。
（※NETIS登録番号：KT-130098-VE）

■大空間吊り足場「クイックデッキ」（先行床施工フロア式システム吊り足場）
当社はこれまでの吊り足場は、単管パイプを吊りチェーンで固定して足場板を設置する在来工法を主体としてきましたが、経験の浅い職人にとっては危険作業となるため人材不足に悩まされてきました。当社が採用したハイスペック フロアーソリューション QuikDeck(クイックデッキ)は、先行して床を施工していくフロア型システム吊り足場で、これまでの常識を変える画期的な工法が「より安全」で危険性が極めて少ない安心施工を実現しています。さらに安全最優先のこの工法では、足場作業中のみならず完成後の墜落･転落防止対策は完璧といえる【隙間ゼロ】を実現しています。
【主な特徴】
・吊りチェーンの間隔は2.5ｍから最大5ｍの間隔で、広い作業空間を提供できます。
・作業床を張出して施工できますので、橋梁の側面工事にも最適です。
・安定した作業床なので、ローリング足場が使用できます。
・防水シートにより、工事用排水処理を容易に実現できます。
・体育館やドームなどの天井施工にも活用できます。
・朝顔には次世代足場「ファステック」を使用して安心安全を実現
（※NETIS登録番号：TH-150007-VE）

■法面作業構台「マルチアングル工法」
当社が採用した法面作業構台「マルチアングル工法」を取り入れる事で、滑落の危険が多い法面での作業をより安全に行える足場環境の構築を目指します。マルチアングル工法は、アンカー工事やボーリング工事での削孔機などを設置する機械構台や、乗り入れ構台用として使用する足場です。今まで単管足場での施工で手間と時間をかけて組み立てていた構台足場を、より簡単で安全に施工・盛替えできるようにしたものです。また、法面は様々な材質（コンクリート・土質など）ですので、現場によって強度計算や図面が変わってきますが、マルチアングル工法では接地部に「打ち込みタイプ」「角度自在タイプ」「フラットタイプ」を用意し、柔軟に対応しています。斜面という不安定な場所での作業となるので、先ずは脚周りを固めてしまい、組立作業の安全性とスピード化を図ります。新型フレームで四点を一度に固めてしまうので、転倒防止用の作業員を必要としません。角度調整フレームなので、支柱ピッチ・フランジ高さを一度に決めることが出来ます。
【主な特徴】
・組立・解体はハンマーだけで作業が出来る為、大変スピーディーです。
・構台作業床の外周には手すり・中さん・幅木が設置出来ます。
・組立て後、重機や削孔機の振動によるクサビの緩みはありません。
・製品の表面処理は溶融亜鉛メッキを施してあり、防錆性・耐久性に大変優れています。
・各部材は最小限・最軽量の大きさにより人手による運搬が容易です。
・様々なベース部材を用意しており、地形に合った施工を行うことが出来ます。
（※NETIS登録番号：KT-160136-A）

※新技術情報提供システム（NETIS）とは、「公共事業等における技術活用システム」によって蓄積された技術情報のデータベースで、直轄事業及び補助事業に係わらず公共工事に活用できる技術を可能な限り網羅しています。

当社の仕事は、「とび工事」が主体です。
簡単に言えば、「高所」で「重量物」を扱う作業や、工事現場で、職人が色々な作業をする為の「足場」を先行して設置する作業です。
その中でも、当社が多く施工するものは「プラント内足場」や「橋梁吊り足場」です。
危険な作業と言われながらも、「安全と信頼」を得るには、まさに命がけの苦労もありました。
おかげさまで、現在では山口県内はもとより、西日本地区全般において工事依頼を頂いております。
当社では、新しく入った社員に「とび職」としての技能を自然と身につけられるよう、それぞれの能力に見合った作業に従事できる様に配慮しながら、資格取得の推奨や「技能士」を目指した育成プランを提供しています。